ロブションの「ガレット・デ・ロワ」と「フェーヴ2016」
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美味しそうな「ガレット・デ・ロワ galette des rois」ですね!
私が「毎年必ずここのガレットは買う!」と決めているお店のひとつに、「ジョエル・ロブション Joël Robuchon」があります。
ガレットが美味しいことはもちろんですが、この店は大変ユニークなオリジナルフェーヴの取り組みをしているからです。
(ガレット上にのっているのが今年2016年のフェーヴ)
ジョエル・ロブション氏は、15歳で料理の道に入り、31歳でMOF(フランス最優秀職人賞)を獲得。
36歳で伝説の「ジャマン」を開店、翌年ミシュランの一ツ星、その翌年二ツ星、そして39歳の時、史上最短記録でミシュランの三ツ星を獲得したという鬼才です。
51歳でパリにあった自らのレストランを閉店した際には世界中に衝撃が走りましたが、現在もなお、様々な形態で世界各地の店舗を精力的にプロデュースしています。
日本では、東京恵比寿の「ガストロノミー ジョエル・ロブション」を筆頭に、六本木、日本橋、丸の内、渋谷に形態の異なるいくつかの店舗があります。
その系列店である「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」で、
毎年12月末から1月末まで「ガレット・デ・ロワ」が販売されていて、
それに添えられているオリジナルフェーヴが、実に素敵なコース仕立て
「ガストロノミー ジョエル・ロブション」で出される最上コースのメニューになっているのです。
お料理が超一流なのはもちろんのことですが、
フェーヴにまで渾身の情熱が込められていて本当に素晴らしいと思います。
それでは、ロブションの愛すべきオリジナルフェーヴたちをご覧下さい。
2012年
キャビア・アンペリアル・ロブションスタイル
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2013年
有機栽培レモン バニラ風味のジュレにし、アニスの香るクリームと
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2014年
完熟トマト 毛蟹と重ねミルフィーユ仕立てに、酸味の効いたクーリーと共に
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2015年
活ホタテ貝と根セロリ フレッシュトリュフのサラダ なめらかな根セロリのヴィネグレットを添えて
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2016年
ブルターニュ産テュルボ 極上キャビアをのせ、インカのめざめのフォンダンをエスコート
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2017年
牛フィレ肉フォアグラと抱き合わせロースト"ロッシーニ" 的考えで
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2018年
フランス産ホロホロ鳥のロースト、ジャガイモのコンフィとフォアグラと共に
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2019年
スフレ・キャラメル トロピカルなソルベを添えて
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いかがですか?
これらが全て手のひらの上に乗る3センチくらいのフェーヴだと信じられますか?
美しくて繊細なフェーヴ!
ジョエル・ロブションの企画担当者の並々ならぬ熱い情熱を感じますよね。
毎年この時期にだけお店に姿を現わすオリジナルフェーヴ。
しかもこのフェーヴは、「ガレット・デ・ロワ(大サイズ)」を買った時にのみ箱に添えられるものなので、フェーヴだけを購入することはできません。
ですから、関西在住の私にとって、毎年東京のお店までガレットを買いに行き、フェーヴを入手することは本当に大変なこと。
でも、その大変さを補って余りあるほどの素晴らしい魅力が、この店のオリジナルフェーブには感じられるのです。
来年以降もがんばって、コース料理をコンプリートできるよう頑張りたいと思っています。
「ガストロノミー ジョエル・ロブション」
(その他、ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション恵比寿ガーデンプレイス店、ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション丸の内店、六本木ヒルズ店、渋谷ヒカリエ店でもガレットを購入できます)