シュガークラフトの花
この華やかなバラの花、「シュガークラフト」つまり花びらや葉などほとんどがお砂糖でできたものなのです。いかがでしょう?
実は、これ20年以上前に私がシュガークラフト教室に通っていた時に作ったものなのです。
「乾燥剤を入れておけばかなり長期間持ちますよ」とは聞いていたのですが、棚の奥に長年保管していたものが、こんなに美しい状態を保っているなんてビックリですよね。
この「シュガークラフト」の素材は、粉糖に卵白や増粘剤を加えて練り合わせたシュガーペーストの生地に色付けをしたもの。
イギリスでは、ビクトリア女王(1819-1901)の時代から作られ始めた豪華な3段の「ウエディングケーキ」を飾り付ける際にも、このシュガークラフトの花が使われたりします。
イギリスのウエディングケーキの土台はしっかりとした「フルーツケーキ」。その表面に薄くのばしたマジパンとシュガーペーストをかぶせたものを3段構造にして飾り付けます。
一番下の段は結婚式当日に出席した人たちのために、二段目は当日出席できなかった人たちのために振る舞われ、喜びを分かち合います。
そして一番上のケーキは、1年後の結婚記念日、もしくは子供が生まれた時に食べると言われていますので、いずれにしても、とても長い期間保存しておかなくてはいけないケーキと言えます。
そのお祝いの日まで、華やかな美しい色を保ち続けるシュガークラフトの花、素敵ですよね。
ケーキに飾り付ける他、シュガークラフトの花束などもあります。
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